さるぼぼ神社を観光で楽しむおすすめスポット5選|ご利益や色別の意味も分かって岐阜旅がもっと楽しくなる!

青空を背景にした金色の織田信長像のアップ
観光

さるぼぼ神社は、岐阜県の飛騨高山や下呂温泉にあるさるぼぼゆかりのパワースポットで、良縁や子宝、厄除けを願う人たちに人気です。

観光の途中でふらっと立ち寄りやすく、写真映えする風景や足湯、手作り体験などが一度に楽しめるのも魅力です。

ここでは、さるぼぼ神社を巡るときに押さえておきたい代表的なスポットと、ご利益や由来、参拝マナーまでまとめて紹介します。

さるぼぼ神社を観光で楽しむおすすめスポット5選

岐阜城から見下ろした長良川と岐阜市街の絶景

まずは飛騨高山と下呂温泉エリアで、さるぼぼ神社を満喫できる代表的なスポットを五つピックアップします。

飛騨物産館さるぼぼ神社

高山グリーンホテル一階の飛騨物産館の一角にある飛騨物産館さるぼぼ神社は、赤い鳥居とたくさんのさるぼぼが並ぶフォトジェニックな神社です。

安房トンネルの貫通石がご神体とされ、困難を乗り越える力を授かる場所としても知られています。

安産や子宝、旅の安全を願う絵馬やお守りも並び、観光とご利益祈願を同時に楽しめます。

名称 飛騨物産館さるぼぼ神社
見どころ 赤い鳥居と無数のさるぼぼ飾り
ご利益・体験 安産祈願や良縁祈願と難関突破
所要時間の目安 約20〜30分
料金 参拝無料
アクセス JR高山駅から徒歩約10分・高山ICから車で約10分
住所 〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町2-180 高山グリーンホテル1F

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飛騨物産館体験コーナー

同じく飛騨物産館内の体験コーナーでは、自分だけのさるぼぼを手作りできる人気の体験メニューが用意されています。

色や柄を選んで針と糸で仕上げる過程を楽しめるため、完成したさるぼぼには特別な思い入れが生まれます。

さるぼぼ神社にお参りしたあとに自作のさるぼぼを奉納したり、一緒に写真を撮ったりする楽しみ方もできます。

名称 飛騨物産館 手作り体験コーナー
見どころ さるぼぼの手作り体験ブース
ご利益・体験 願いを込めたマイさるぼぼ作り
所要時間の目安 約30〜60分
料金 体験メニューにより数千円前後
アクセス JR高山駅から徒歩約10分・高山ICから車で約10分
住所 〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町2-180 高山グリーンホテル1F

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下呂温泉さるぼぼ神社

下呂温泉の中心部には、カラフルなさるぼぼがびっしり吊るされた下呂温泉さるぼぼ神社があり、インパクトのある外観で訪れる人を迎えます。

温泉街を見下ろす小さな社に願いを書いた札やお守りが並び、健康や良縁、家内安全などさまざまな願いが託されています。

温泉街散策の途中で立ち寄れる立地なので、浴衣姿で写真撮影を楽しむ観光客の姿も多く見られます。

名称 下呂温泉さるぼぼ神社
見どころ 無数のさるぼぼが連なるフォトスポット
ご利益・体験 健康長寿や良縁祈願と旅の安全祈願
所要時間の目安 約15〜20分
料金 参拝無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約5分
住所 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島801-2 下呂温泉旅館会館1F付近

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さるぼぼ黄金足湯

下呂ロイヤルホテル雅亭の敷地内にあるさるぼぼ黄金足湯は、黄金色の浴槽と七福神のさるぼぼ像が並ぶ華やかな足湯スポットです。

金色の湯船に浸かりながら七体のさるぼぼ七福神を眺める時間は、金運や開運を願うひとときにぴったりです。

宿泊者以外も無料で利用できるため、温泉街散策で歩き疲れた足を癒すのにも最適です。

名称 さるぼぼ黄金足湯
見どころ 黄金色の浴槽と七福神さるぼぼ
ご利益・体験 金運上昇と開運祈願の足湯
所要時間の目安 約15〜30分
料金 無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約7分
住所 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島758-15 下呂ロイヤルホテル雅亭敷地内

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さるぼぼ七福神社

さるぼぼ七福神社は下呂ロイヤルホテル雅亭別館にある社で、等身大の七福神さるぼぼがずらりと並ぶユニークな神社です。

商売繁盛や良縁、金運アップなど七福神それぞれのご利益にあやかれるとして、家族連れやカップルにも人気があります。

夜にはライトアップされることもあり、温泉街散策の締めくくりに立ち寄るとロマンチックな雰囲気を味わえます。

名称 さるぼぼ七福神社
見どころ 等身大の七福神さるぼぼ像
ご利益・体験 商売繁盛や金運と良縁祈願
所要時間の目安 約20〜30分
料金 参拝無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約7分
住所 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島758-15 下呂ロイヤルホテル雅亭別館内

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さるぼぼ神社の由来と込められた願いを知る

JR岐阜駅のロゴと駅名が表示された駅舎外観

さるぼぼ神社を訪れる前に、さるぼぼそのものの由来やご利益を知っておくと、参拝の時間がより印象的なものになります。

さるぼぼの名前の意味

さるぼぼとは、飛騨地方の方言で赤ちゃんを意味する「ぼぼ」と、猿を意味する「さる」を組み合わせた言葉で、猿の赤ちゃんを表しています。

猿は「去る」と同じ音であることから、病や災いが去るという意味も込められてきました。

さらに漢字の「猿」は「縁」とも通じるため、良縁や家庭円満のお守りとしても大切にされています。

家庭円満や子宝のご利益

さるぼぼは古くから、母や祖母が家族の健康や成長を願って手作りし、家の柱や寝室に飾られてきたといわれています。

そこから転じて、家内安全や夫婦円満、安産や子宝といった家庭にまつわる願い事全般にご利益があると考えられています。

さるぼぼ神社でも、次のような願いを込める人が多く見られます。

  • 夫婦円満や家族の絆
  • 妊娠や出産の無事
  • 子どもの成長と健康
  • 病気平癒や無病息災
  • 転職や進学など人生の転機の成功

色ごとに異なるさるぼぼのご利益

最近は伝統的な赤だけでなく、さまざまな色のさるぼぼが登場しており、色ごとに願い事のテーマが分かれています。

さるぼぼ神社や周辺の土産店で選ぶときは、次の色と意味を目安にしてみると選びやすくなります。

願いのテーマ
魔除けや無病息災と家内安全
ピンク 恋愛成就や良縁と幸せな結婚
金運上昇や商売繁盛と財運
学業成就や仕事運アップ
健康長寿や体調回復と安産
厄除けや強運と新しい挑戦の後押し

さるぼぼ神社での参拝マナーと願いの込め方

名鉄岐阜駅と中央改札口への階段とエスカレーター

さるぼぼ神社は観光スポットでありながら神聖な場所でもあるため、基本的な参拝マナーを押さえておくと安心です。

参拝の基本マナー

鳥居の前では小さく一礼をしてから境内に入り、帰るときも鳥居を出たところでもう一度一礼するのが基本です。

手水舎がある場合は、柄杓を使って手と口を清めてから本殿に向かいます。

賽銭箱の前では姿勢を正して心を落ち着け、感謝の気持ちとともに願い事を伝えます。

  • 鳥居の前後で一礼する
  • 手水舎で左手と右手と口を清める
  • 賽銭を入れて鈴を鳴らす
  • 二礼二拍手一礼でお参りする
  • 写真撮影は他の参拝者の迷惑にならないように行う

願掛けと絵馬の書き方

さるぼぼ神社には絵馬掛けが設けられていることが多く、願い事を具体的に書いて奉納することで、気持ちを整理するきっかけにもなります。

書く内容に迷ったときは、次のようなポイントを意識するとスムーズです。

項目 ポイント
願い事 一枚につき一つの願いに絞って書く
書き方 「〜できますように」と現在形に近い形で書く
名前 フルネームかイニシャルを小さく添える
日付 参拝した日付を書いて記念に残す

お守りやさるぼぼの身につけ方

さるぼぼやお守りは、いつも身近にあるほど願いを思い出しやすくなるため、カバンや鍵、スマホストラップなど日常でよく触れる場所につけるのがおすすめです。

旅行から帰ったあとは、部屋の高い位置やよく目に入る棚に飾ると、日々の暮らしの中で前向きな気持ちを思い出させてくれます。

古くなったさるぼぼを手放すときは、感謝の気持ちを込めて神社やお寺のお焚き上げに出すか、白い紙に包んで丁寧に処分するとよいとされています。

岐阜観光でさるぼぼ神社と一緒に楽しみたい周辺スポット

岐阜駅前の織田信長像とカラフルな旗の装飾

さるぼぼ神社だけでなく、周辺の観光スポットも組み合わせて回ると、飛騨高山や下呂温泉の雰囲気をより深く味わえます。

飛騨高山の古い町並み散策

飛騨物産館さるぼぼ神社から少し足を伸ばすと、江戸時代の面影を残す古い町並みが広がり、蔵造りの町家や酒蔵が並ぶ風景を楽しめます。

朝市やカフェ、地酒の試飲処も点在しているので、さるぼぼ神社で参拝したあとにのんびり散策するコースに組み込みやすいエリアです。

  • 古い町並みの通り歩き
  • 飛騨牛や郷土料理の食べ歩き
  • 地酒の試飲と酒蔵見学
  • 飛騨のクラフトや雑貨探し
  • 朝市での地元野菜やお土産選び

下呂温泉街の食べ歩き

下呂温泉では、さるぼぼ神社やさるぼぼ黄金足湯の周辺にスイーツや飛騨牛グルメの店が集まり、温泉街ならではの食べ歩きが楽しめます。

プリンや温泉たまご、飛騨牛串焼きなど、歩きながら味わえるメニューが多いので、足湯で温まりつつ少しずつ巡るのもおすすめです。

夜の温泉街はライトアップされた橋や川沿いの景色も美しく、さるぼぼのシルエットが映える写真を撮るのにもぴったりです。

さるぼぼ神社巡りのアクセスとモデルコース

飛騨高山と下呂温泉のさるぼぼ神社を効率よく巡りたい場合は、電車と徒歩を組み合わせた一泊二日のルートを意識すると動きやすくなります。

目安となるアクセス時間とモデルコースの例を、次の表で整理しておきます。

行程 目安内容
一日目午前 JR高山駅到着後に飛騨物産館さるぼぼ神社と体験コーナーを見学
一日目午後 古い町並み散策や飛騨グルメの食べ歩きを楽しむ
二日目前半 JR高山本線で下呂駅へ移動して下呂温泉さるぼぼ神社を参拝
二日目後半 さるぼぼ黄金足湯やさるぼぼ七福神社と温泉街散策を満喫
移動時間の目安 高山駅〜下呂駅間はJRで約1時間前後

さるぼぼ神社巡りで願いと旅の思い出を重ねる

岐阜市役所新庁舎と周辺の住宅地の俯瞰

さるぼぼ神社は、かわいらしい見た目のお守りに家族を想う気持ちや良縁への願いが重なった、あたたかいストーリーを持つスポットです。

飛騨高山や下呂温泉の名所と組み合わせて巡ることで、ご利益祈願だけでなく岐阜ならではの文化や風景も一緒に味わうことができます。

自分や大切な人の願いに合うさるぼぼを選び、思いを込めて参拝する時間を旅の一コマとして楽しんでみてください。