飛騨高山を車なしで観光したい人に向けて、徒歩とバスだけで効率よく巡れる1日のモデルコースを紹介します。
高山駅周辺は主要な観光スポットがコンパクトにまとまっているので、上手にルートを組めば移動時間を抑えて街歩きを楽しめます。
ここでは朝から夕方までのスケジュールを想定しつつ、ゆっくり歩きたい人でも回りやすい順番でスポットを並べています。
飛騨高山を車なしで巡る1日観光モデルコース7スポット
このセクションでは、高山駅から歩き始めて周遊バスも組み合わせながら1日で巡れる定番スポットを順番に紹介します。
飛騨高山観光案内所
まずは高山駅東口すぐの飛騨高山観光案内所で、地図や最新のイベント情報を手に入れるのがおすすめです。
スタッフにモデルコースやバスの時刻を確認しておくと、車なしでも安心して回れます。
周遊バスのフリーきっぷやパンフレットも揃っているので、必要な情報をここでまとめてチェックしておきましょう。
| 名称 | 飛騨高山観光案内所 |
|---|---|
| 見どころ | 観光情報と地図が充実した旅の拠点 |
| 所要時間の目安 | 約15分 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | JR高山駅東口から徒歩約1分 |
| 住所 | 岐阜県高山市花里町5-51 |
宮川朝市
朝のうちに宮川沿いで開かれる宮川朝市へ向かうと、地元野菜や漬物、民芸品など高山らしい品物に出会えます。
早い時間帯は比較的ゆとりがあり、出店者との会話も楽しみやすいので、コーヒー片手にのんびり散策するのも良いでしょう。
高山駅から徒歩圏内なので、車がなくても気軽に立ち寄れる朝の定番スポットです。
| 名称 | 宮川朝市 |
|---|---|
| 見どころ | 川沿いに並ぶ露店と地元グルメ |
| 所要時間の目安 | 約45〜60分 |
| 料金 | 散策は無料 |
| アクセス | JR高山駅から徒歩約10分 |
| 住所 | 岐阜県高山市下三之町 宮川沿い |
さんまち通り
宮川朝市から歩いてすぐのさんまち通りは、江戸時代の面影を残す古い町並が続くエリアです。
造り酒屋やカフェ、土産物店が軒を連ねており、食べ歩きやショッピングを楽しみながら散策できます。
通り自体は無料で歩けるので、時間に余裕を持って路地や横道にも立ち寄ってみると新しい発見があります。
| 名称 | さんまち通り(古い町並) |
|---|---|
| 見どころ | 歴史的町家と食べ歩きグルメ |
| 所要時間の目安 | 約60〜90分 |
| 料金 | 散策は無料 |
| アクセス | 宮川朝市から徒歩約5分 |
| 住所 | 岐阜県高山市上三之町 周辺 |
高山陣屋
古い町並から歩いて行ける高山陣屋は、江戸時代の代官所が現存する全国でも貴重な史跡です。
広い屋敷内には当時の役所や御白洲などが残されており、解説パネルを読みながらゆっくり見学すると飛騨高山の歴史が立体的に感じられます。
屋内中心の見学なので、天候が不安定な日でも車なしの観光に組み込みやすいスポットです。
| 名称 | 高山陣屋 |
|---|---|
| 見どころ | 江戸時代の代官所建築と資料展示 |
| 所要時間の目安 | 約45〜60分 |
| 料金 | 大人約440円 |
| アクセス | さんまち通りから徒歩約5〜10分 |
| 住所 | 岐阜県高山市八軒町1-5 |
飛騨国分寺
高山陣屋から駅方面へ戻る途中に立ち寄れる飛騨国分寺は、三重塔や大イチョウが印象的な古刹です。
本堂内を拝観すると、歴史ある仏像や寺宝を間近で見ることができ、静かな時間を過ごせます。
高山駅からも徒歩圏内なので、車がなくてもアクセスしやすい落ち着いたスポットです。
| 名称 | 飛騨国分寺 |
|---|---|
| 見どころ | 三重塔と本堂の仏像拝観 |
| 所要時間の目安 | 約30〜45分 |
| 料金 | 本堂拝観大人約500円 |
| アクセス | JR高山駅から徒歩約5分 |
| 住所 | 岐阜県高山市総和町1-83 |
高山祭屋台会館
高山祭屋台会館では、秋の八幡祭などで曳き出される豪華な屋台を通年展示しており、実物の迫力を間近で感じられます。
精巧な彫刻や装飾をじっくり眺めると、飛騨高山の職人技の高さがよく伝わってきます。
隣接する桜山八幡宮と合わせて参拝すれば、祭りの雰囲気をより深く味わえるでしょう。
| 名称 | 高山祭屋台会館 |
|---|---|
| 見どころ | 実物屋台の常設展示と祭りの映像 |
| 所要時間の目安 | 約45〜60分 |
| 料金 | 大人約1000円前後 |
| アクセス | JR高山駅から徒歩約20分またはバス利用 |
| 住所 | 岐阜県高山市桜町178 |
飛騨の里
午後の締めくくりには、高山駅から周遊バスで向かう飛騨の里で合掌造りの民家群を見学しましょう。
昔の飛騨の暮らしを再現した屋内展示や体験コーナーがあり、季節ごとの風景も含めてゆったり過ごせます。
山あいの開放的なロケーションなので、街歩きとは違う景色を車なしでも楽しめるのが魅力です。
| 名称 | 飛騨の里 |
|---|---|
| 見どころ | 合掌造り民家と昔の農村風景 |
| 所要時間の目安 | 約60〜90分 |
| 料金 | 大人約700円 |
| アクセス | JR高山駅から周遊バスで約15分 |
| 住所 | 岐阜県高山市上岡本町1-590 |
主要都市からのアクセスと市内の移動手段
ここでは名古屋や東京、大阪など主要都市から飛騨高山への行き方と、到着後に車なしで移動するための手段を整理します。
名古屋からのアクセス
名古屋からはJR高山本線の特急ひだが最も一般的で、乗り換えなしで高山駅まで移動できます。
時間や料金を抑えたい場合は、名古屋発の高速バスも選択肢に入れて比較してみましょう。
- 特急ひだで名古屋駅から約2時間半
- 高速バスで名古屋から約3時間
- どちらも高山駅前に到着
東京からのアクセス
東京からは東海道新幹線で名古屋まで向かい、そこから特急ひだに乗り換えるルートが一般的です。
時間に余裕があれば、高速バスやツアーバスを利用して乗り換え回数を減らす方法もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめルート | 東京駅から名古屋経由でJR高山駅へ |
| 所要時間の目安 | おおよそ4時間前後 |
| 交通手段 | 新幹線と特急列車の乗り継ぎ |
| 到着後の動き | 駅前から徒歩と周遊バスで観光 |
大阪からのアクセス
大阪方面からは、新大阪や大阪駅から名古屋へ出て特急ひだに乗り換えるルートが分かりやすく利用しやすいです。
夜行バスなども運行している場合があるので、スケジュールや予算に合わせて比較検討すると良いでしょう。
歩きやすい時間配分とモデルコースの回り方
同じスポットでも訪れる時間帯によって混雑具合や雰囲気が変わるため、車なしでも負担が少ない回り方を意識することが大切です。
午前中の過ごし方
午前中は宮川朝市やさんまち通りなど、歩きながら楽しめるエリアを中心に回ると効率的です。
早い時間帯は比較的空いているので、撮影やショッピングも落ち着いて楽しめます。
- 8時台に宮川朝市で朝ごはん感覚の食べ歩き
- その後さんまち通りで古い町並を散策
- 混み始める前に高山陣屋を見学
午後の過ごし方
午後は屋内展示が中心の施設や、バス移動が必要な飛騨の里などを組み合わせると、天候の影響を受けにくくなります。
歩き疲れを感じたら、適宜カフェや休憩スポットを挟みながらペースを調整しましょう。
| 時間帯 | 訪れたいスポット |
|---|---|
| 昼前後 | 高山陣屋と周辺でランチ |
| 午後前半 | 飛騨国分寺や高山祭屋台会館 |
| 午後後半 | 周遊バスで飛騨の里へ移動 |
| 夕方 | 高山駅へ戻りお土産探し |
体力に合わせたショートカット
すべてのスポットを回るのが大変に感じる場合は、興味のある場所を優先して組み替えるのがおすすめです。
周遊バスや路線バスを上手に使えば、坂道や長い距離を歩く負担を減らしつつ車なしでも観光を楽しめます。
車なしの飛騨高山旅をより楽しむためのヒント
飛騨高山は高山駅を起点に主要スポットがまとまっているため、徒歩と周遊バスを組み合わせれば車がなくても十分に観光を楽しめます。
朝市や古い町並は早い時間帯、屋内施設や飛騨の里は午後といった具合に時間帯を意識すると、混雑を避けながら効率よく回れます。
当日の天候や体力に合わせて立ち寄る場所を柔軟に入れ替えながら、自分なりのリズムで飛騨高山の街歩きを満喫してください。

