つなぐ人カレッジ~2015~開催報告

  景観まちづくりを進める上で、必要なスキルや考え方を学ぶ「つなぐ人カレッジ~2015~」を開催しました。今年度は第1クール「まちづくりの基本の『き』編」、第2クール「地域実践編」と前後半に分けて講座を行いました。

第1クール まちづくりの基本の「き」編
会場:ぎふメディアコスモス おどるスタジオ
講師:丸藤 文子(NPO法人まちづくり学校)
       蒲  勇介(NPO法人ORGAN)
       三矢  勝司(NPO岡崎まち育てセンター・りた)

1日目(10月31日) ワークショップを楽しもう
インタビューゲーム講義ローテーションゲーム 
  さまざまな話し合いの場において、ワークショップ手法が使われますが、「ワークショップが苦手」「なんだかよくわからない」という声がよく聞かれます。第1回の講座では、そうしたワークショップの苦手感を克服するために、「聴く・話す・書く」の3つを学ぶインタビューゲームや、ファシリテーターを実践するローテーションゲームを行いました。

2日目(11月1日)まちづくり計画の基本の「き」編
ビジョンゲーム講義「未来デザイン」発表

  2日目はまちづくり計画の基本を学びます。まずは構想力を養うため、散らばった写真からまちづくりの物語を考えるビジョンゲームを行いました。午後の実習では「メディアコスモス(市民活動交流センター)をまちづくりコーディネーターが元気な場所になるには」をテーマに理念設定を行いました。「子どもが憧れるイキイキと活動している大人がいる」「支援を受けるだけでなく、返してもらう場にしたい」など、理想の交流センターについて話し合われました。

第2クール 地域実践編
会場:加納天満会館

講師:大滝  聡(NPO法人まちづくり学校)
       蒲  勇介(NPO法人ORGAN)

1日目(11月14日)まちの宝物探しとそのまとめ方
加納地区の概要説明まちあるきまとめ作業
  第2クールは加納地区をフィールドにして、計画作りのノウハウを学びます。加納まちづくり会さんにご協力いただき、地元の人と一緒にまちあるきをしました。和傘についてインタビューもさせてもらい、加納城の石垣など、これまであまり意識してこなかった加納の宝物(まちづくりの種)が発見できました。

2日目(11月15日)まちづくり計画を作ってみよう

 計画づくり 計画発表講座のふりかえり
  最終日は、前日のまちあるきで発見した加納地区のまちづくりの種を元に、どのようなまちづくりが計画できるか、予算・スケジュール・運営体制まで細かく考えます。およそ半日で具体的なプランを作り、発表を行いました。  講座の最後には、受講生が目標を達成できたか、つなぐ人カレッジ全体をふりかえりました。講座後の目標を話す「つなぐ人宣言」も行い、まちづくりへの意欲を燃やす声が聞けました。

ご参加いただいた、受講生のみなさま。
ご協力いただいた加納地区及びぎふメディアコスモスのみなさま、本当にありがとうございました。