岐阜県多治見のまわりで廃墟のような雰囲気を味わいたい人は多いですが、危険な立ち入りや違法行為にならない範囲で楽しむことがとても大切です。
この記事では、多治見周辺で廃墟の空気感を安全に楽しめるスポットと、心霊スポット系の危険な場所に近づかないための基本知識を整理して紹介します。
岐阜県多治見で廃墟の雰囲気を安全に楽しめるスポット7選
ここでは、いわゆる心霊系の危険な廃墟ではなく、歴史的建造物や廃線跡など「廃墟のようなノスタルジックな雰囲気」を安全に味わえるスポットを多治見周辺から厳選して紹介します。
愛岐トンネル群
愛岐トンネル群は、旧国鉄中央西線の廃線跡に残るレンガ造りトンネルが連なる人気の産業遺産で、多治見からもアクセスしやすいスポットです。
一般公開されるイベント期間中は、苔むしたレンガや草に覆われた線路跡など、本格的な廃墟のような景観を安全に歩いて楽しめます。
歩きやすい靴と懐中電灯を用意しておくと、トンネル内の足元を気にせずゆっくり撮影しながら散策できます。
| 名称 | 愛岐トンネル群 |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | レンガ造りトンネルの廃線跡 |
| 所要時間の目安 | 約60〜90分 |
| 料金 | 公開イベント時は協力金制 |
| アクセス | JR古虎渓駅から徒歩約20分 |
| 住所 | 愛知県春日井市玉野町周辺 |
虎渓山永保寺
虎渓山永保寺は、鎌倉時代から続く名刹で、境内には苔むした石垣や古い建物が多く、静かな廃墟のような空気感を味わえる場所です。
池泉回遊式庭園や古い石橋は、朽ちかけたような質感と手入れの行き届いた美しさが同居していて、寂れた雰囲気が好きな人にはたまらない被写体になります。
紅葉や新緑の季節は特に雰囲気が増すので、早朝や平日を狙うと人の少ない写真が撮りやすくなります。
| 名称 | 虎渓山永保寺 |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | 苔むした石垣と古い堂宇 |
| 所要時間の目安 | 約60分 |
| 料金 | 境内拝観は志納制 |
| アクセス | JR多治見駅からバス利用または徒歩約30分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市虎渓山町1-40 |
神言修道会多治見修道院
神言修道会多治見修道院は、小高い丘の上に建つレンガ造りの修道院で、どこかヨーロッパの廃修道院を思わせるような厳かな雰囲気が漂います。
季節や時間帯によっては人影が少なく、静まり返った中庭や古い建物の外観を眺めていると時間が止まったような感覚になるでしょう。
礼拝やイベントが行われる時間帯もあるので、訪問前に開門時間や見学可能エリアを確認しておくと安心です。
| 名称 | 神言修道会多治見修道院 |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | レンガ造りの修道院建築 |
| 所要時間の目安 | 約30〜60分 |
| 料金 | 外観見学は無料 |
| アクセス | JR多治見駅から車で約10分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市緑ケ丘38 |
池田町屋郷土資料館
池田町屋郷土資料館は、古い町屋を活用した資料館で、年月を重ねた木の柱や土壁が、落ち着いた廃墟風の情緒を醸し出しています。
室内には古い生活道具や資料が展示されており、かつての暮らしを想像しながら静かに歩いていると、時間がゆっくりと逆戻りしていくように感じられます。
館内はボランティアによって大切に守られているので、展示物に触れないなどマナーを守って見学を楽しみましょう。
| 名称 | 池田町屋郷土資料館 |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | 古い町屋を活用した展示空間 |
| 所要時間の目安 | 約30〜60分 |
| 料金 | 入館無料 |
| アクセス | JR多治見駅からバスまたは徒歩約25分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市池田町7-85 |
西浦庭園 石心参禅蔵
西浦庭園 石心参禅蔵は、明治期に栄えた西浦焼ゆかりの庭園と蔵を活用したギャラリーで、苔むした庭と古い建物が静かな廃墟感を演出しています。
一般公開日には、蔵のギャラリー内部や庭の石段など、時代を感じるディテールをゆっくり眺めることができます。
公開日や見学方法が限られている場合があるため、必ず事前に公式情報を確認してから足を運ぶようにしましょう。
| 名称 | 西浦庭園 石心参禅蔵 |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | 蔵と日本庭園のレトロな空間 |
| 所要時間の目安 | 約30〜60分 |
| 料金 | 公開内容により異なる |
| アクセス | JR多治見駅から徒歩約15分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市御幸町3-11 |
多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市モザイクタイルミュージアムは、採土場の崖をイメージした外観が特徴で、遠目には巨大な遺跡のようにも見えるユニークな建物です。
館内には古いタイルや住宅設備の展示があり、昭和の暮らしや高度成長期の雰囲気を感じさせるレトロな空気が漂っています。
屋外の壁面や中庭は撮影スポットも多いので、人が少ない時間帯を狙うと廃墟風の写真が撮りやすくなります。
| 名称 | 多治見市モザイクタイルミュージアム |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | 崖のような外観と古いタイル展示 |
| 所要時間の目安 | 約60〜90分 |
| 料金 | 一般有料 |
| アクセス | JR多治見駅からバスで約20分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市笠原町2082-5 |
本町オリベストリート
本町オリベストリートは、明治から昭和初期にかけて建てられた商家や蔵が軒を連ねる通りで、今も昔の面影が残るレトロなまちなみが魅力です。
古い蔵を活用したショップやギャラリーが多く、路地裏まで歩いてみると、少し色あせた壁や木戸など廃墟好きの心をくすぐるディテールがあちこちに見つかります。
通り全体が生活の場でもあるので、撮影の際は店舗や住居が写り込みすぎないように配慮しながら楽しみましょう。
| 名称 | 本町オリベストリート |
|---|---|
| 雰囲気のポイント | 蔵と古商家が並ぶ通り |
| 所要時間の目安 | 約60〜120分 |
| 料金 | 散策は無料 |
| アクセス | JR多治見駅から徒歩約15分 |
| 住所 | 岐阜県多治見市本町5丁目周辺 |
多治見周辺で廃墟を探すときに知っておきたい注意点
多治見は心霊スポットとして話題になるような廃墟もありますが、その多くは老朽化した私有地であり、無断侵入は法律的にも安全面でも大きなリスクがあります。
立ち入り禁止エリアに入らない
古虎渓ハウスのようにネット上で有名な廃施設は、崩落の危険がある上に私有地であることが多く、立ち入り禁止の柵やバリケードを越える行為は厳禁です。
心霊スポットとして取り上げられていても、地域の人にとっては生活の場や通勤路に近い場所なので、肝試し目的の訪問は絶対に避けるべきです。
| 場所の種類 | 推奨される楽しみ方 |
|---|---|
| 公開イベントが行われる廃線跡 | 主催者のルールに従って見学する |
| 私有地の廃旅館や廃工場 | 近づかず遠景や写真だけで雰囲気を味わう |
| 心霊スポットとして話題の場所 | 肝試し目的で行かず安全な観光地を選ぶ |
私有地への配慮を最優先にする
廃墟らしい建物があっても、建物や敷地が誰かの所有物である以上、勝手に立ち入ったり撮影したりすることはトラブルの原因になります。
公道から外観を眺める場合も、長時間同じ場所にとどまったり、大きな声を出したりゴミを捨てたりしないように注意が必要です。
地元の人の生活を乱さないように行動すれば、廃墟好きへの視線もやわらぎ、安心して趣味を続けやすくなります。
安全装備と時間帯の選び方
廃墟のような雰囲気を味わえる場所は、足元が悪かったり街灯が少なかったりすることが多く、明るい観光地とは違うリスクがあります。
装備と時間帯を工夫すれば、危険を減らしながら落ち着いて風景を楽しむことができます。
- 滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズ
- 両手が空くリュックなどの軽装
- スマホやライトのバッテリー残量の確保
- 日没前に行動を終えるスケジュール
- できるだけ複数人での行動
多治見で廃墟の雰囲気を楽しむための写真のコツ
廃墟のような景色を撮るときは、構図や光の向き、色の出し方を少し意識するだけで、現地で感じた空気感を写真に閉じ込めやすくなります。
構図で古さを強調する
ひび割れた壁や苔むした石段など、劣化した部分を画面の手前に大きく入れると、写真全体から古さや時間の経過が伝わりやすくなります。
対角線構図や三分割構図を意識して、奥行きのあるラインを取り入れると、廃墟らしい立体感が出て印象的な一枚になります。
光と影で雰囲気をつくる
早朝や夕方の斜めから入る光は、壁の凹凸や傷を強く浮かび上がらせてくれるので、廃墟の質感を表現するのに向いています。
逆光気味に撮って影の部分をあえて暗く残すと、少し不穏でミステリアスな雰囲気を演出することができます。
彩度を抑えてノスタルジックに仕上げる
撮影後にスマホアプリなどで彩度を少し下げたり、セピアやモノクロ寄りのトーンに調整すると、ノスタルジックな廃墟感がより強くなります。
一方で、紅葉や青空など鮮やかな色を一部だけ残すと、朽ちた風景との対比が生まれてドラマチックな写真に仕上がります。
多治見の廃墟の雰囲気を安全に楽しむための考え方
岐阜県多治見周辺で廃墟の空気感を味わうなら、私有地の廃施設ではなく、歴史的建造物や廃線跡の公開イベントなど安全に配慮された場所を選ぶことが重要です。
立ち入り禁止エリアには近づかず、地元の人や観光施設への配慮を忘れなければ、廃墟好きにとっても地域にとっても心地よい距離感でこの独特の世界観を楽しめます。
ルールとマナーを守りながら、自分なりの視点で多治見のレトロな風景を見つけ、写真や思い出としてじっくり味わってみてください。

