下呂温泉で車なしで楽しむ観光モデルコースに入れたいスポット6選|駅から歩ける名所と効率的な回り方を紹介!

青く澄んだ飛騨川と山々が広がる下呂市の自然風景
観光

下呂温泉は日本三名泉に数えられる岐阜県の人気温泉地です。

JR下呂駅を中心に温泉街がコンパクトにまとまっているため、車がなくても徒歩とバスだけで観光を満喫できます。

この記事では、下呂温泉で車なしで楽しむ観光モデルコースに入れたいスポットと、日帰りや1泊2日の回り方を分かりやすく紹介します。

初めて下呂温泉を訪れる人でも迷わず動けるように、アクセス時間の目安や所要時間の目安もあわせて解説します。

下呂温泉で車なしで楽しむ観光モデルコースに入れたいスポット6選

下呂温泉の源泉が湧き出る岩風呂の湯溜まり

ここでは、下呂温泉で車なしの観光モデルコースを組むときに必ず候補に入れたい定番スポットを紹介します。

いずれもJR下呂駅から徒歩または路線バスでアクセスできる場所なので、電車旅やバス旅との相性も抜群です。

下呂温泉合掌村

下呂温泉合掌村は白川郷などから移築された合掌造りの家屋が立ち並ぶ野外博物館です。

合掌造りの内部見学や、陶芸やさるぼぼ作りなどの体験メニューが充実していて、雨の日でも楽しめます。

下呂温泉の高台に位置しており、村内からは温泉街と飛騨川を見下ろす開放的な景色も味わえます。

駅から路線バスを使えば短時間でアクセスできるので、日帰りモデルコースにも組み込みやすいスポットです。

名称 下呂温泉合掌村
見どころ 合掌造りの集落と体験教室
所要時間の目安 約60〜90分
料金 大人有料・子ども割引あり
アクセス JR下呂駅から路線バス約6分または徒歩約20分
住所 〒509-2202 岐阜県下呂市森2369

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温泉寺

温泉寺は温泉街の高台に建つ寺院で、石段を登りきると下呂の街並みと山々を一望できるビュースポットです。

境内には薬師如来や足腰にご利益があるとされる石仏が並び、静かな空気の中でゆったりと参拝できます。

秋には紅葉が美しく、温泉街からの散歩コースとしても人気があります。

駅から徒歩でアクセスできるため、チェックイン前後のちょっとした空き時間にも立ち寄りやすい場所です。

名称 温泉寺
見どころ 温泉街を見渡す高台の境内と眺望
所要時間の目安 約40〜60分
料金 境内参拝無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約15分
住所 岐阜県下呂市湯之島680付近

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下呂発温泉博物館

下呂発温泉博物館は日本で唯一の「温泉」をテーマにした博物館で、泉質や効能について楽しく学べる施設です。

館内には温泉の成分を比べる展示や、足湯風のコーナーなど、子どもから大人まで楽しめる工夫がされています。

温泉街の中心部にあり、周辺の足湯や商店街とセットで巡ると散策の満足度が高まります。

モデルコースに組み込めば、入浴前に泉質の違いを学んでから各旅館の湯を味わうという楽しみ方もできます。

名称 下呂発温泉博物館
見どころ 温泉の仕組みを学べる展示と体験コーナー
所要時間の目安 約45〜60分
料金 大人有料・子ども割引あり
アクセス JR下呂駅から徒歩約15分
住所 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島543-2

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噴泉池

噴泉池は飛騨川の河原に湧く天然の露天風呂として有名なスポットです。

現在は安全面などの観点から足湯としての利用が基本となっているため、最新の利用ルールを事前に確認しておくと安心です。

川と温泉街を同時に眺められる開放的なロケーションで、写真映えする風景が広がります。

モデルコースでは夕方から夜にかけて立ち寄ると、ライトアップされた温泉街の雰囲気も一緒に楽しめます。

名称 噴泉池
見どころ 川沿いにある開放感のある足湯スポット
所要時間の目安 約15〜30分
料金 無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約10分
住所 岐阜県下呂市幸田付近

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下呂温泉 いでゆ朝市

下呂温泉いでゆ朝市は、地元の野菜や漬物、手作りのお土産が並ぶ朝の市場です。

朝市ならではの活気ある雰囲気の中で、旅館の朝食前後にふらっと立ち寄る楽しみ方ができます。

季節によって並ぶ商品が変わるため、いつ訪れても新しい発見があるのも魅力です。

車なしの旅では、こうした朝の時間の過ごし方をコースに入れることで、旅全体の充実度がぐっと高まります。

名称 下呂温泉 いでゆ朝市
見どころ 地元食材と手作り土産が並ぶ朝市
所要時間の目安 約30〜60分
料金 入場無料・買い物は実費
アクセス JR下呂駅から路線バス約6分または徒歩約20分
住所 〒509-2202 岐阜県下呂市森2626付近

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さるぼぼ七福神社とさるぼぼ黄金足湯

さるぼぼ七福神社は、飛騨地方の縁起物「さるぼぼ」がモチーフになったユニークな神社です。

隣接するさるぼぼ黄金足湯では、金色のさるぼぼ像を眺めながら気軽に足湯を楽しめます。

温泉街の中心部にあるため、食べ歩きやお土産探しの途中で立ち寄りやすい場所です。

短時間で参拝と足湯を楽しめるので、モデルコースの合間の休憩スポットとしてもおすすめです。

名称 さるぼぼ七福神社・さるぼぼ黄金足湯
見どころ さるぼぼモチーフの神社と足湯
所要時間の目安 約20〜30分
料金 参拝・足湯ともに無料
アクセス JR下呂駅から徒歩約7〜10分
住所 岐阜県下呂市湯之島780付近

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下呂温泉で車なしの旅を楽しむ基本情報

歓迎の文字が目立つJR下呂駅前のモニュメントと駅舎

ここでは、下呂温泉へ電車でアクセスする際の所要時間の目安や、温泉街の広さと徒歩移動の感覚を整理します。

移動時間のイメージをつかんでおくと、観光モデルコースの組み立てがぐっと楽になります。

主要都市からの電車アクセスの目安

下呂温泉へは、JR高山本線の下呂駅を利用するのが基本です。

名古屋からは特急ひだが便利で、東京や大阪からは新幹線と特急ひだを乗り継ぐルートが一般的です。

おおよその所要時間を把握しておくことで、日帰りと1泊2日のどちらが自分に合うか判断しやすくなります。

出発地 所要時間の目安
名古屋 特急ひだ利用で約1時間30〜40分
大阪 新幹線+特急ひだで約2時間50分〜3時間
東京 新幹線+特急ひだで約3時間20分〜4時間

温泉街のエリアと徒歩移動の距離感

下呂温泉の温泉街は、JR下呂駅と飛騨川の周辺にまとまっており、徒歩で回りやすいコンパクトなサイズです。

駅から温泉寺や下呂発温泉博物館、噴泉池などの主要スポットまでは、いずれも徒歩圏内に収まっています。

歩く距離の目安を知っておけば、無理のない観光モデルコースを組みやすくなります。

  • JR下呂駅〜温泉寺周辺:約徒歩15分
  • JR下呂駅〜噴泉池周辺:約徒歩10分
  • JR下呂駅〜さるぼぼ七福神社周辺:約徒歩7〜10分
  • JR下呂駅〜下呂温泉合掌村入口:約徒歩20分前後

車なし旅行で意識したい持ち物と服装

下呂温泉を車なしで巡る場合、基本的には徒歩移動が中心になるため、できるだけ身軽に動ける準備が大切です。

季節によって寒暖差が大きいエリアでもあるので、重ね着しやすい服装と温度調整しやすいアイテムを用意しましょう。

足湯や共同浴場を楽しむための小物も持っていくと、モデルコースの途中で気軽に温泉を味わえます。

  • 歩きやすいスニーカーなどクッション性のある靴
  • 脱ぎ履きしやすい靴下や替えの靴下
  • 足湯用の小さなタオルやビニール袋
  • 季節に応じた薄手の羽織りやレインウェア
  • スマホのモバイルバッテリーと歩行距離を意識した荷物量

徒歩とバスで効率よく回るモデルコース例

JR下呂駅のホームに掲示された駅名標

ここからは、実際に下呂温泉を車なしで巡るときの具体的なモデルコースを紹介します。

日帰りと1泊2日それぞれのパターンを用意しているので、旅程や出発地にあわせて参考にしてみてください。

日帰りで楽しむ王道1日コース

日帰りで下呂温泉を訪れる場合は、駅から近いスポットを中心に効率よく回るのがポイントです。

午前中に合掌村でじっくり過ごし、午後は温泉街を歩きながら足湯や博物館を楽しむ構成にすると時間配分がしやすくなります。

夕方以降は噴泉池周辺から眺める温泉街の景色や、宿の日帰り入浴で締めくくると満足度の高い1日になります。

時間帯 モデルコース内容
午前 JR下呂駅到着後、バスまたは徒歩で下呂温泉合掌村へ移動し見学と体験を楽しむ
温泉街に戻って飛騨牛グルメや地元料理のランチを味わう
午後 下呂発温泉博物館と温泉街散策、さるぼぼ七福神社と足湯で休憩する
夕方〜夜 噴泉池周辺の景色を楽しみ、旅館や日帰り温泉施設で入浴してから帰路につく

午後からでも間に合う半日ショートコース

午後に下呂温泉へ到着する場合は、温泉街エリアにスポットを絞った半日コースがおすすめです。

徒歩圏内の観光と足湯を組み合わせれば、滞在時間が短くても温泉地らしい雰囲気をしっかり味わえます。

帰りの列車時間から逆算して、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。

  • JR下呂駅到着後、荷物をコインロッカーや宿に預ける
  • 温泉街を散策しながら、さるぼぼ七福神社や温泉街マップを頼りに足湯を巡る
  • 下呂発温泉博物館で温泉の仕組みを学ぶ
  • 温泉街で早めの夕食やカフェタイムを楽しむ
  • 噴泉池周辺を軽く散歩して駅に戻る

1泊2日でゆっくり巡る滞在型コース

1泊2日の旅であれば、日帰りコースの内容に加えて朝市や夜の温泉街散策も余裕を持って楽しめます。

初日はチェックイン前後に温泉街と合掌村を巡り、2日目の朝にいでゆ朝市や寺社巡りを組み込む流れが定番です。

夜は旅館の大浴場や貸切風呂でゆっくり湯船につかりながら、翌日のプランを考えるのも車なし旅ならではの楽しみ方です。

  • 1日目午前:下呂温泉合掌村と温泉街散策を中心に観光する
  • 1日目午後〜夜:旅館にチェックインし、館内の温泉と食事を満喫する
  • 2日目前半:いでゆ朝市で朝の下呂を体感し、温泉寺の参拝や高台からの景色を楽しむ
  • 2日目後半:足湯やカフェでのんびり過ごし、土産物を購入してから駅へ向かう

季節ごとの楽しみ方とイベントの取り入れ方

雪景色の中にたたずむ下呂温泉の温泉街と銅像

下呂温泉は四季によって街の表情が大きく変わるため、訪れる季節に合わせてモデルコースを少しアレンジすると旅がより印象的になります。

ここでは、春夏と秋冬それぞれの楽しみ方と、季節感を生かした回り方のヒントを紹介します。

春と夏の下呂温泉の楽しみ方

春から初夏にかけては新緑が美しく、川沿いや高台の景色が爽やかに感じられる季節です。

夏場は日中の気温が上がるため、午前中と夕方を中心に動き、日中はカフェや博物館で涼みながら過ごすのがおすすめです。

川風が心地よい季節なので、噴泉池周辺や飛騨川沿いの散策をモデルコースに取り入れると、より開放的な時間を楽しめます。

  • 春は温泉寺や合掌村で新緑や桜を眺める散策を取り入れる
  • 昼間は下呂発温泉博物館やカフェで休憩を挟みながらの観光にする
  • 夕方以降に足湯や噴泉池周辺を巡り、涼しい時間帯に歩くコースを組む

秋と冬ならではの見どころ

秋は紅葉が見頃となり、温泉寺の境内や周辺の山々が色づいて一段と風情ある景色が広がります。

冬は雪化粧した街並みと温泉の湯気が幻想的で、露天風呂や足湯での雪見風呂が人気です。

寒さが厳しい季節なので、モデルコースでは移動距離を短めに抑えつつ、こまめに入浴やカフェ休憩を挟むと快適に過ごせます。

  • 秋は温泉寺や高台から紅葉を眺める時間を多めに確保する
  • 冬は夜の温泉街のライトアップや湯けむりの景色を散歩コースに加える
  • 防寒対策をしっかり行い、足湯や館内施設で身体を温めながら観光する

季節感を取り入れた年間プランの目安

何度かに分けて下呂温泉を訪れる予定があれば、季節ごとにテーマを変えた観光モデルコースを考えてみるのもおすすめです。

同じスポットでも季節が変わると雰囲気が大きく変わるため、リピーターでも新鮮な気持ちで楽しめます。

年間を通じたざっくりとしたテーマを決めておくと、次の旅行計画を立てやすくなります。

季節 旅のテーマの例
新緑と寺社巡りを中心にした散策旅
川沿いの涼スポットとグルメを楽しむ旅
紅葉と温泉街の夜景を味わう旅
雪見風呂とライトアップを満喫する癒やし旅

車なしの下呂温泉観光を満喫するための総括

雪景色の中にたたずむ下呂温泉の温泉街と銅像

下呂温泉はJR下呂駅を起点に主要スポットがコンパクトにまとまっているため、車なしでも十分に観光を楽しめる温泉地です。

合掌村や温泉寺、下呂発温泉博物館、噴泉池などを組み合わせれば、日帰りでも1泊2日でも充実したモデルコースを組むことができます。

徒歩と路線バスを上手に使い分けながら、自分のペースで温泉街を歩くことが、車なし旅ならではのいちばんの魅力です。

季節ごとの景色や朝市、足湯めぐりも取り入れて、自分だけの下呂温泉観光モデルコースを作ってみてください。