ぎふまちづくりコーディネーター養成講座2013 開催報告

つなぐ人カレッジ

(ぎふまちづくりコーディネーター養成講座2013)

第二期講座を開催しました。

昨年度よりもボリュームアップした今年度の講座は、実際にまちづくり活動をされている地縁団体の方にも参加してもらい、より岐阜に身近なテーマで学びました。講師は第一期より引き続き大滝聡さん(NPOまちづくり学校)、蒲勇介さん(NPO法人ORGAN)、新たに安田文子さん(NPOまちづくり学校)を迎え、全5回の講座を行ないました。
今回は地元の人も交え黒野地区でまちあるきと、まちづくりのプログラムづくりを行ないました。地元でまちづくりに携わっている方にも参加してもらえたことで、〈よそ者〉〈地元〉が受講生として一緒にまちの現状と未来を考えることができました。

 

第一回 まちづくりってなんだろう (2013.6.7
第一回は、大滝さんより「まちづくりで大切なことは何か」、「まちづくりコーディネーターとはどんな存在か」ということの講義を受けました。講座の主旨がわかったところで、「この講座で学びたいことは何か」など3つのテーマを、それぞれ別の参加者と話し合う「つなぐ人カフェ」を行ないました。短い時間でしたが、講師やスタッフも交え参加者同士がお互いの想いを“聴く”ことで、互いのことを知り、この講座で学びたいことの目的を確認することができました。

大滝講師「まちづくりとは何か」 蒲講師「つなぐ人カフェ」 実習「つなぐ人カフェ」1

実習「つなぐ人カフェ」2 安田講師 実習「つなぐ人カフェ」3

第二回 ワークショップとファシリテーションの手法(2013.6.8) 
一夜明けて第二回オープニングは、緊張をほぐしお互いを知る「自己紹介ゲーム」をしてリラックスした状態で、まちづくり団体が活動の状況を紹介し、悩みや課題を受講生と考える「まちづくり団体プレゼンテーション」を行ないました。受講生は岐阜のまちづくりの現状について学びを深めるとともに、講師が描き出す会議の板書(ファシリテーショングラフィック)の見やすさに感嘆しました。午後からは、議論が活性化するワークショップの活用方法を学び、話す・聴く・描くの役割を交代で行なう「ローテーションゲーム」で安田さんから学んだファシリテーショングラフィックの実践をしました。1日で完璧なファシリテーターになることはできませんが、会議で意見を引き出すファシリテーターの基礎を身につけました。

自己紹介ゲーム まちづくり団体プレゼン 実習①「FG基礎演習」1

実習①「FG基礎演習」2 実習②「ローテーションゲーム」 実習③「Gローテーションゲーム」

第三回 まちづくり計画の組み立て方(2013.6.22     
まちづくり計画の組み立て方を学ぶ第三回の講座は、未来の視点から現状を考え、今やるべきことを考える「未来デザイン」について大滝さんと安田さんより講義を受け、その手法を活用し活動をはじめ、まちおこしをしている「岐阜町若旦那会」の事例をメンバーの藤居さんと蒲さんから紹介してもらいました。前回習ったファシリテーショングラフィックを活用し受講生がレコーダー(板書)を勤めました。午後からは、「未来デザイン」の実践として、岐阜市の4つの地域について「理念設定」「現状把握」を行ないました。目指す将来像から今の現状を考えることで、やるべきことが具体的に把握できることを実感しました。

事例紹介「若旦那会」(蒲講師) 実習①「インタビューゲーム」 実習②「理念設定」(大滝)

実習②「理念設定」 「理念設定」の発表 実習③「現状把握」

 
第四回 まちの宝物探しとそのまとめ方(2013.6.23)  
いよいよ現場に出てまちあるきを行なう第4回では、まちのシンボルを見逃さない地域資源の探し方を大滝さんから教わったあと、紙芝居などを通して黒野地区の歴史を紹介している「黒野城と加藤貞泰公研究会」の方の案内で、まちあるきを行ないました。お堀や黒野城跡、大きな屋敷だけでなく、子供達を見守る地域のあたたかい心など、たくさんの発見ができました。帰ってきてからは、さっそく発見した成果をグループごとにまとめました。巻物のようにまとめを描くグループなど、ファシリテーショングラフィックを活用し、個性豊かに発見の発表をしました。「私も知らなかった黒野地区の魅力がたくさんあった」と地元の人からも言っていただけました。

講義「まちあるきによる地域資源の探し方と活かし方」(大滝) 「黒野城と加藤貞泰公研究会」紙芝居上演 まちあるき

まちあるき まとめ作業 まちあるき まとめの発表 19 発表(イイねパネル)

第五回 まちづくり計画の提案づくり(2013.7.15
最終日の第五回では、岐阜で人気を集めている「長良川おんぱく」のプロデューサー蒲さんから、その狙いやシステムなど、他では聞けない舞台裏を紹介してもらいました。その後、第四回のまちあるきで発見したまちの資源を、どのように活かして黒野地区のまちづくりをしていくか考えるまちづくりのプログラムづくりをしました。講座で学んだことを全て活かし、将来どのようなまちにしていきたいか理念を考え、現状を分析し、今すべきこと、将来すべきことを各グループが具体的なプランを考え、自分達の提案をわかりやすく表現しました。発表を見た地元の方も「黒野に希望の光が見えた!」と褒めて下さいました。
講座の最後は、第一回で行なった「つなぐ人カフェ」をもう一度行なって講座をふり返り、まちづくりに対する今の熱い想いを「つなぐ人宣言」として掲げて締めくくりました。

ゆるやかな関係づくり「人間彫刻」 事例紹介「長良川おんぱくの舞台裏」(蒲講師) プログラムづくり

プログラム発表 つなぐ人カフェ②つなぐ人宣言

 

全5回の講座を終えて、受講生からは「とても充実した講座だった」「学んだことを活動に活かしたい」と満足とやる気に満ちたお言葉を頂きました。新しい試みを取り入れたつなぐ人カレッジ第二期でしたが、講座に関わって下さった全ての方のご協力により、活気あふれる学びの場となりました。本当にありがとうございました!講座を終えた受講生が、まちづくりの現場で活躍していただけることを期待しております。

                   イイねパネル 集合写真(講座後)